17年前に別荘として購入された戸建住宅は、木造2階建て4LDKという一般的な間取りで、在宅ワーク用の部屋やスペースはありませんでした。そこで、リモートワークにも対応するスタジオを新たに設けるとともに、大人数でも快適に過ごせるよう間取りを変更。空間に合わせて内装や家具、照明などもすべてコーディネートし、手入れが大変だった庭も美しく整備しました。
2階の半分を施主様の個人用スペースとし、リモートワーク用のスタジオを設けました。仕事の内容に合わせて背景が選べるよう、壁3面の色やデザインはあえて違うものに。落ち着きのある家具や照明を配し、仕事場としてふさわしい空間をコーディネートしました。隣の主寝室への出入りはスタジオからのみで、プライベート空間として独立させています。
リモートワーク用に、壁3面の色やデザインを変えたスタジオ。
カーテンの色はもちろん、タッセルのデザインにもこだわり、くつろぎ空間を演出
2階の和室二間は約12畳のタタミスペースに、1階のキッチンとLDは広々としたLDにリフォーム。家族や仕事仲間が大人数で訪れても快適に過ごせ、多目的に利用できる空間となりました。玄関には、トールサイズの下駄箱やクロークスペースを確保。多くの靴や荷物もすっきり収まります。
白を基調とした清潔感あふれる洗面所には、2ボウルの洗面台を採用。
キャリーバッグなどの大型荷物も置きやすいよう、玄関には扉のないクロークスペースを。
南側の庭に面した1階和室をキッチンに変更。複数人で調理することも考えたゆとりを持たせた設計で、食品の貯蔵・保管にも便利な大容量のパントリーも設けました。広々としたLDには2つの出入り口があり、LD→玄関ホール→キッチン→洗面所と回遊できるよう動線を工夫。より開放感が生まれ、移動がスムーズになるよう、扉はすべて引き戸を採用しています。
家具や照明、カーテンなど、トータルにコーディネートしたLD
廊下や壁をなくし、明るく伸びやかな玄関ホールに。
草むしりや植栽の手入れなどに困っておられた庭は、普通車5台が置ける駐車スペースとモダンな印象のアプローチへと生まれ変わりました。さらに、キッチンとLDにつながるウッドデッキを2カ所に設置。草対策となるだけでなく、自然をより近くに感じながら食事や団らんの時間が楽しめる空間となっています。
インテリアのイメージとも調和した、木製のおしゃれな玄関ドアを採用。
建物へと続くアプローチと駐車スペースの色を変えることで、よりすっきりした印象に。
リフォーム面積 | 約108㎡ |
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構造規模 | 木造 2階建て |
築年数 | 24年 |
設計・施工 | 積水ハウス建設関西株式会社 |
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工事概要 | 戸建住宅リノベーション工事 |
費用 | 約3,200万円(リフォーム工事、外構、家具含む) |
お施主様