INTERVIEW #04

オンラインのみでリフォームを実現、家族の思い出が詰まった別荘が、仕事にも集中できるワーケーション施設に生まれ変わりました

SHARE
この事例をシェア
  • LINE
  • Pinterest

別荘改修 お施主様

東京・丸の内にオフィスを構え、社員研修や人材教育を行う会社を経営されているお施主様。コロナ禍において、リモートでも十分に仕事ができることに気がつき、和歌山県の白浜に所有されていた別荘をワーケーション施設にリフォームされました。「究極のリモート物件をつくりたい」とのご希望で、打ち合わせはすべてオンラインで実施。担当者と直接顔を合わせることなく、また、現場を見ることもなく計画を進めていかれたお施主様に、完成までの4カ月間をふり返っていただきました。

オンライン相談の実績もある積水ハウス建設なら、私の望むかたちで進めていけると判断しました

お施主様:私は東京で、企業の社員研修や人材育成などを行う会社を経営しています。新型コロナウイルス感染拡大前までは、私も社員も、講演や研修、商談などで全国を飛び回る毎日でした。そんな生活は、コロナ禍で一変。テレワークが始まり、講演や研修もリモートで行うことが増えました。「リモートなら、どこにいても仕事ができる。それならば、好きな場所で働きたい」と思った私の頭に浮かんだのが、南紀白浜の美しい景色だったんです。

お施主様:南紀白浜は、両親が新婚旅行に訪れた思い出の地で、子どもの頃から家族でもよく遊びに来ていました。17年ほど前、両親が気に入った戸建住宅を別荘として購入。年に数回、家族や友人たちとバーベキューを楽しんだり、長めの休暇を過ごしたりする場として利用していました。この別荘を、家族がより快適に利用できる空間に、そして、私にとって仕事がしやすい場となるよう、ワーケーション施設として全面的にリフォームすることにしたんです。

お施主様:遠方ということもありましたが、私自身が仕事で一切支障を感じなかったこと、そして、これからの仕事のあり方を考える上でも重要だと考え、「オンラインのみで別荘をリフォームしよう」と決心。以前、仕事を通じて出会った積水ハウスの関係者に相談し、ご紹介いただいたのがグループ会社の積水ハウス建設でした。リフォームの実績はもちろんですが、オンラインでリフォームの相談ができる『おうちでリフォーム』を実践されていたこともあり、「ここなら、私の希望通りのやり方で進めていける」と思いました。

独立したワークスペースを確保しつつ別荘としての機能も充実させたいと希望

お施主様:リフォームにあたって私が一番こだわったのが、ワークスペースとなるスタジオを設けることです。社員とのミーティングをはじめ、さまざまな研修や講演などもオンラインで行える場を作ることは絶対条件でした。そこで、2階の半分を私専用のスペースとし、寝室の隣にスタジオを設置。テレワークの対象や内容によって背景が選べるよう壁3面の色を変え、落ち着きのある家具や照明でコーディネートするなど、快適に仕事に取り組める環境を整えてもらうことができました。

お施主様:同時に、別荘としての機能も充実させたいと思っていました。家族や仕事仲間が大人数で訪れても、快適に過ごせる空間や動線を考えてほしいと相談。多目的に利用できる12畳のタタミスペースや広々としたLD、大容量の下駄箱やクロークスペースなど、なるほどと思えるアイデアをたくさん出していただきました。また、LDに2カ所の出入り口を設けることで、1階部分を回遊できる動線を確保。玄関横のスクリーンパーテーションを開ければ、キッチンともつながるので、料理の準備や後片付けなども便利です。

お施主様:草が伸び放題になりがちで、手入れに困っていた庭や植栽、外構についてもあわせてリフォームすることに。当初、私がイメージしていたのは「車が数台置ける駐車スペースがあれば」といった程度でしたが、設計プランにはコンクリートと砂利で仕上げたオシャレな駐車スペースに加え、キッチンやLDとつながる広いウッドデッキが。庭の草対策としてだけでなく、家族でバーベキューを楽しんだり、LDの開放感をより味わえたりできるように、という心配りに感動しました。

先回りの事前準備が徹底され、直接会えないことへの不安が払しょくされました

お施主様:今回のリフォームは、全工程にわたりオンラインで進めていきましたが、不安や不便さを感じることは一切ありませんでした。それは、すべての工程で事前準備が徹底されていたからだと思います。例えば、壁紙やタイル、カーテンなどの色や質感は、実物見本がなければ判断できません。そうした「リアルでなければ伝えられないもの」は、事前に宅配便で自宅に送ってくださったんです。打ち合わせ当日、私は見本を手に取りながら、画面越しに説明を受けることができたため、スピード感のある意思決定が可能になりました。

お施主様:また、ウッドデッキのように、私のイメージを超える提案もたくさんありました。具体的な希望としては伝えていないものの、別荘をどのように使っているか、どんなメンバーで利用するのか、困っていることはないかといった点に注目し、より良いプランを考えてもらえたと思います。大容量のパントリー、大きなキャリーバッグも置ける玄関クローク、二つシンクを設けた洗面台など、助かることばかりです。

お施主様:家具や照明などインテリアのすべても、プロにコーディネートをお願いしました。私の好みはもちろん、それぞれの空間の使用目的などに合わせたチョイスで大満足。カーテンの色や質感、タッセルのデザインなども、一つひとつこだわってコーディネートされていて、とても心地よい空間になっています。

素晴らしいチームワークとプロ意識に感動、オンラインだからこそ4カ月で完成できました

お施主様:オンラインでの打ち合わせには、営業のYさん、設計のMさん、インテリアコーディネーターのNさん、そして現場監督のKさんが、それぞれ異なる場所から参加。チーム全員が同時に状況を把握できるため、時間的なロスや情報漏れなどもありませんでした。一つのチームとして、それぞれが責任をもって進めてくださったおかげだと思います。

お施主様:個々に聞きたいこと、確認したいことなどは、メールやショートメールで頻繁に連絡。気になる点や工事の進捗状況など、写真を送ってもらって確かめることもでき助かりました。ローン契約や金銭面に関しては、紹介していただいた税理士さんに相談。税理士さんともオンラインでやり取りし、疑問や不安はすべてクリアに。リフォーム費用も予算内に収めることができ、ローンの手続きもオンラインで完結することができました。

お施主様:竣工式で、新しく生まれ変わった別荘を初めて目にした時の感激は忘れられません。オンラインのみで、満足できるリフォームができると証明できたこともうれしく、私の希望をすべてかなえてくださったチームの皆さんには感謝しかありません。オンラインでなければ、初回の打ち合わせから竣工まで、きっと4カ月では完成できなかったでしょう。ワーケーションの拠点として、仕事に、プライベートに、大いに活用していきたいと思っています。

営業担当者の声

一度も直接お打ち合わせを行わず、完全オンラインで進めたはじめての事例でしたが、お客様のご要望が明確でしたので、楽しんで提案をさせていただきました。打ち合わせ時の判断も大変早く、リモートで移動時間もなく、決まった時間の中で進めていくリフォームは、我々にとっても大変勉強になりました。

物件データ

用途 専用住宅
リフォーム面積 約108㎡
構造 木造2階建て
工期 約4カ月
工事概要 戸建住宅リノベーション工事
築年数 24年
設計・施工担当 積水ハウス建設関西株式会社
SHARE
この事例をシェア
  • LINE
  • Pinterest

リノベーションの詳細

南紀白浜の別荘をワーケーション用の施設に全面リノベーション

関連の目的別リフォーム