田園風景が広がる気持ちの良い空気感に包まれた集落にある伝統家屋。重厚な梁や柱を用いた構造材をあえて見せる仕上げにして、水平と垂直を強調したインテリアにリノベーションしました。ダイニングから見える田畑などの田舎の風景を借景として取り込むことで、穏やかな時の流れを感じられる佇まいに。建物の中央に配置した対面キッチンからは、日々の家族団らんの様子を伺うことができます。全てを新しくしてしまうのではなく、家具や生活用品も「良いもの」「気に入ったもの」を残し、使い続けることができるのは、リノベーションならではの醍醐味です。
北側にあったキッチンを家の中央に配置し、家族とのコミュニケーションが広がる対面式に変更。ダイニングはもちろん、併設された暖炉スペースまで見通すことができます。薪ストーブを設置した暖炉スペースは、下屋の低い天井高を隠すため、天井を一段下げることで落ち着いた雰囲気に。雪の景色を眺めながら薪ストーブの前で暖を取る贅沢なひとときが味わえます。インテリアは様々な素材がそれぞれに独自の個性を発揮しつつも、全体のバランスを保つように仕上げています。
リビングからダイニングへ光と風が抜けます
キッチンからダイニングを望む
用途 | 個人用住宅 |
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築年 | 築33年 |
地域 | 滋賀県 |
ご家族構成 | 5人家族 |
工事概要 | 全面リフォーム |
工期 | 約4カ月 |
設計・施工 | 積水ハウス建設関西株式会社 |
延床面積 | 409㎡ |
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リフォーム面積 | 220㎡ |
構造規模 | 在来木造 |
地域区分 | 無指定 |
工事費 | 約3,000万円 |