外部は、アプローチと園庭、それらをつなぐ中間領域の3つのエリアに分けました。アプローチは、安全を第一に考え、歩道わきに引き込みスペースを設けました。砂場やウッドデッキ、芝生のある丸い園庭は、段差を最小限にしたことで、子供たちが自由に走り回ることができます。中間領域は、園庭の延長スペースとしてだけでなく、2段階の扉を設けた防犯エリアになっています。
カラフルな窓庇によって遠目からでも保育園だと分かりやすくした外観
防犯性を考慮した、アプローチと園庭をつなぐ中間領域
園庭
保育室から段差なしでつながる園庭デッキ
1階は保育ゾーンと水廻り、2階は事務室などの管理部門というゾーニングにしました。保育ゾーンは、陽の光が降り注ぐ玄関吹抜けや緑の壁、洞窟のような本読みコーナーなど、まるで森の中にいるような雰囲気です。 天井には青空と雲を形どった鏡を設け、照明で天の川を演出。お昼寝の時間、子供たちは星空の中で眠りにつきます。
アーチ庇から玄関ホールを望む
天井に青空のある保育室
照明で天の川を演出
光が降り注ぐ吹抜け空間
用途 | 保育園 |
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築年 | 築38年 |
地域 | 愛知県 |
工事概要 | 全面リフォーム |
工期 | 約4カ月 |
設計・施工 | 積水ハウス建設中部株式会社 |
リフォーム面積 | 96.81㎡ |
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構造規模 | 鉄骨造2階建て |
地域区分 | 近隣商業地域 準防火地域 |
工事費 | 約3,200万円 |