高齢者も多いエリアであることから、利用者にとって優しい医院を目指しました。東側にあった3階建ての建物は解体して駐車スペースを広げました。
受付にも杉板を使用して柔らかな雰囲気を演出。待合室は大容量の本棚をパーテーションとして利用し、院長先生が所蔵されている本を患者様も楽しんでいただけるようにしています。
大きな本棚がある待合スペース
杉板を用いた受付
条例により段差のないバリアフリーが求められましたが、医療機器設置の関係上、どうしても一部に段差が生じることに。そこで関係省庁と協議を重ね、必要な時に段差部分に移動式のスロープを持ってくること、スロープが必要な方がインターフォンでスタッフを呼び出せるようにするなどの対応を取ることで、条例をクリア。全ての利用者に優しいリノベーションが実現できました。
本棚はパーテーションの役割も
広めに設計した診療ブースには付き添いの方用のベンチも設置
自然光が入ってくるキッズコーナー
まっすぐな動線としたバックヤード
用途 | 医院 |
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地域 | 鳥取県 |
工事概要 | 全面リフォーム |
工期 | 約3カ月 |
設計・施工 | 積水ハウス建設中国四国株式会社 |
リフォーム面積 | 118.40㎡ |
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構造規模 | 鉄骨造 |
工事費 | 約2,800万円 |