伝統工法を住み継ぐ

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築80年の古民家リノベーションです。オーナー様のご要望は、古き良さを活かしながら、つながりと開放感、そして、大正浪漫を感じられる住まいにすることでした。長きに渡って家を支えてきた梁を見せる吹抜けや、伝統ある硝子入り障子を介して建物中央に配置したLDK、プライバシーに配慮した各室への動線や客室二間へのアプローチとなる広縁などにより、伝統工法の良さと歴史を感じる住まいへと生まれ変わりました。

リビングに吹抜けを設け、梁・柱・小屋をあらわしに

リノベーション前は、和室が連続的に配置され、天井の高さもほぼ均一で空間に変化が感じられませんでした。そこで、大梁や柱、小屋をあらわしにした吹抜け空間を計画することで、代々住み継がれてきた証を残しながら、開放感のある空間を実現しました。

before
after

既存部材を使った「魅せる」「つなげる」空間

間取り変更によって役目を終えた既存部材もひとつの壁として利用。照明や太陽光を介して「魅せる」「つなげる」空間の一部になりました。

before
after

玄関ドアを取り換え、窓を設置して明るさを確保した玄関ホール

あらわし梁を見ながら入る小屋裏収納

視認性を高めた和室の段差には、コンセントを設置

物件データ

用途 個人用住宅
築年 築80年
地域 埼玉県
工事概要 リノベーション
工期 約4カ月
設計・施工 積水ハウス建設関東株式会社
延床面積 190.55㎡
リフォーム面積 190.55㎡
構造規模 木造平屋建
地域区分 第二種住居地域
工事費 約3,600万円
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