築40年以上の家を、若々しく開放的な空間にリノベーション

窓側の2部屋とダイニング・キッチンをつなぎ、広々としたLDKに。床材には無垢の吉野杉を使用。お孫様が傷をつけても気にせず、時がたつほどに味わい深くなる無垢材の魅力を楽しんでおられます。壁や回り縁にも杉材を用い、押入の引き戸は杉の網代。その存在感は、カラフルな北欧のインテリアにも負けません。

キッチンの位置は排水の都合で変更せず、設備を新しくしました。リビングを見ながら作業ができるアイランドカウンターも設置。カウンタートップより少し背を高くした杉板の囲いを作り、目隠しをすると同時に、床板とつなげることで空間全体の一体感を作りました。

アイランド型のキッチンカウンターに立つと部屋全体はもちろん、外の景色もよく見えます。目が届くよう、カウンター前はお子様たちの遊ぶスペースに。親子で楽しく会話しながら料理ができ、お子様も安心して遊び続けられます。キッチンの床は水はねも多いため、無垢材ではなくシートを貼っています。

テレビ台の後ろの壁は杉材を斜めに張って華やかに変化をつけています。部屋を暗くして間接照明だけでテレビを楽しむことも可能。ピクチャーレールがついているので、絵や写真を入れた額を吊り下げて壁面の雰囲気を変えることもできます。

玄関のドアを開けたところ。廊下の床、天井、壁の一面に吉野杉が用いられ、強い印象を与えています。

廊下に面した洗面や寝室の入口はカラフルなドアを入れ、家全体のインテリアのトーンを統一しています。LDKのドアは吉野檜。

二つの洋室は、今は大きな寝室として使用。奥のドアはウォークスルークロゼットにつながっています。お子様が成長されたら部屋を分けられるように入口を２カ所設けました。