うち・そとのつながりを感じる住まい

  • #戸建住宅
  • #木造
  • #平屋
  • #~100㎡
  • #こだわり空間
SHARE
この事例をシェア
  • LINE
  • Pinterest

日本海にほど近い静かな住宅地に建つ、ご兄弟お二人のためのお住まいです。
団地の一番奥に位置するこの敷地の西側には緑が広がり、南側も道路を挟んで山々の連なりを臨むことができます。このロケーションを生かしたプランニングを行いました。

青い空・木々の緑・白い外壁

視覚的に、青い空・木々の緑・白い外壁・・のバランスを考え、必要な間取りの大きさから、平屋の計画をご提案しました。フラット屋根にすることで家のボリュームを抑え、美しいコントラストを得られるように外壁・サッシの配置・選定を行いました。

外観西面

外観正面

玄関

森の中の居住空間、うち・そとのつながりを感じるシンプルな箱

LDKには環境の良い西南に開くように、大開口サッシをL型に連続して配置しています。天井までのサイズの大型FIX+片引サッシとし、網戸もサッシ縦框に格納できるものを選定しており、森の中に住んでいるような錯覚を覚える空間構成を目指しました。シンプルな箱を、庇とデッキ部分を残して南西側のみをくりぬき、杉板でしつらえた壁を貫入させるような外観構成にしています。この壁は、パブリックスペースである玄関と、プライベートスペースのLDKを分ける役割を果たし、屋内外を同素材で仕上げる事で、室内天井と高さをあわせた外部軒下・天井高サッシとともに、うち・そとの区別をあいまいにし、内外のつながりを感じられるようにしています。

大開口サッシをL型に連続配置したLDK

杉板で仕上げた貫通する壁

緑と青い空をパノラマで臨むLDK

家の中にいるのに外にいるような錯覚

シンプルな箱型からLDKスペースをごっそりくりぬき、物理的な仕切のためだけにサッシをはめたような空間構成とすることで、うち・そとを曖昧にし、家の中にいるのに外にいるような錯覚を覚えさせるようにしています。夜は周囲に電灯がなく、明かりをつけるととても幻想的になります。立地環境と、「貫入する壁」のおかげで、ブラインドを上げて過ごす時もあるそうです。

シンプルな箱型のLDK

夜のLDK

物件データ

用途 個人用住宅
築年 2015年10月
地域 鳥取県
ご家族構成 2人家族
工期 約3カ月
設計・施工 積水ハウス建設中国四国株式会社
土地面積 307.29㎡
延床面積 82.50㎡
構造規模 木造平屋建
地域区分 無指定
工事費 約1,800万円
SHARE
この事例をシェア
  • LINE
  • Pinterest